2018年6月26日、EDFとVEOLIAはフランス及び世界各地における、ガス冷却炉(天然ウラン黒鉛ガス、フランス語でUNGG)の解体と放射性廃棄物のガラス固化のための遠隔制御装置を共同開発するパートナー契約を締結した。
EDFは現在、ビュジェイ(フランスのアン県)、シノン(アンドル・エ・ロワール県)、及びサンロラン・デゾー(ロワール・エ・シェール県)で6基のガス冷却炉を廃止措置中である。これらの複雑なプロジェクト全てにおいて、既に重要なマイルストーンを達成済みであり、EDFはこれらの原子力施設を可能な限り最短期間で解体する事を目標としている。従って、Veoliaはガス冷却炉の炉心に接近し、安全かつ確実な最適条件で機器を切断し、取り出すための革新的な手法を設計し、提供すべく、遠隔操作技術(ロボット)の経験をEDFに提供することになる。
これと並行して、EDFとVEOLIAはVEOLIAのGeoMelt®技術を使用する低・中レベル廃棄物のガラス固化のための工業技術の開発に取り組む予定である。この技術は放射性廃棄物に理想的に適合し、放射性廃棄物をガラス基材中で固定化するため、輸送と貯蔵が容易な、安定した耐久性のある廃棄体が得られる。
両社の目標はこれらのロボット技術とガラス固化技術を工業的に利用し、共同で商業的に運用する事にある。
EDFのJean-Bernard Lévy会長兼最高経営責任者は次のように述べた。「当社はVEOLIAとこの契約を調印したことを誇りに思う。これは廃止措置と放射性廃棄物管理における中心的存在となるというEDFの決意をはっきりと示すものである。このパートナーシップは、蓄積したノウハウを成長途上で好調な産業分野のために出し合うことをEDFとVEOLIAが望んでいる明白な証拠でもある」。
VEOLIAのAntoine Frérot会長兼最高経営責任者は次のように発表した。「私はそれぞれの分野で非常に高いレベルの専門知識を有するキープレーヤーである、世界的に認められたEDFとVEOLIAがこのパートナーシップを締結した事を喜んでいる。われわれの協力は時間とともに発展することが期待され、環境への配慮が求められる廃棄物の処理と環境保護に関する各社のビジョンと熱望が如何に強いものであるか証明するものである」。
この報道発表は認証済みである。その信憑性はmedias.edfで確認することができる。
EDFに関する背景情報EDFに関する背景情報
EDFグループはエネルギーサービスの移行における中心的存在であり、発電、送電、配電、エネルギーの供給と取引、エネルギーサービスという事業のあらゆる分野に携わる総合電力会社である。同グループは低炭素排出エネルギーにおける世界的なリーダーであり、原子力発電、水力発電、新しい再生可能エネルギー、及び火力エネルギーに基づく多様な発電ミックスを開発している。同グループは約3,510万人の顧客に対しエネルギーの供給とサービスの供給に従事し、そのうち2,650万人の顧客をフランスに擁する。同グループは2017年に700億ユーロの連結売上げを計上した。EDFはパリ証券取引所に上場している。
Veoliaに関する背景情報
Veoliaグループは最適化された資源管理における世界のリーダーである。同グループは5大陸の全てで事業を行い、169,000名の社員を擁し、地域社会と産業界の持続可能な発展を促進する水、廃棄物及びエネルギーの管理ソリューションを提案し、実施している。Veoliaはその3つの補完的な事業活動を通じて、資源の利用を高め、既存の資源を保護し、補充するために活動している。2017年、Veoliaグループは9,600万人に飲用水を供給し、6,200万人に下水処理サービスを提供し、5,500万メガワット時近くのエネルギーを生産し、4,700万トンの廃棄物を変換した。2017年、Veolia Environnement(パリ・ユーロネクストに上場:VIE)は251億2,000万ユーロの連結売上高を計上した。
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