フランスのANDRA(CIRES)で極低放射性廃棄物保管施設を運営

ヴェオリアニュークリアソリューションズは、2008年以降、極低レベルの放射性廃棄物の収集と保管を行う産業センター(Centre Industriel de Regroupement, d’Entreposage et de Stockage – CIRES)を運営しています。このセンターは、フランスの機関(Agence Nationale pour la gestion des déchets radioactifs - ANDRA)が所有し、放射性廃棄物の管理を行っています。

さまざまなワークショップや設備を運営管理、維持することで、ヴェオリアニュークリアソリューションズは、次のような専門分野を発展させてきました。

  • 極低放射能廃棄物安定化施設の設計、建設および運営

  • トリチウムパッケージを含むセルへのパッケージの移送

  • 放射性廃棄物パッケージの脱ガス

  • 固体廃棄物の減量

  • 廃棄物物流

  • 保管施設の設計

毎年、およそ25,000個のパッケージを受け入れて、検査、準備、保管を行っている。このプロセスでは、安全規則や放射線防護、環境保護に重点を置き、低レベル放射性廃棄物を適切な手順と技術で受け入れ、取り扱っています。

モルヴィエ(フランス、オーブ)にあるANDRAの施設では、年間約3万m³の廃棄物が処理されています。

2008年、ANDRAがヴェオリアニュークリアソリューションズに委託したものは次のとおりです。

  • 施設メンテナンス

  • 放射線と環境モニタリング

  • 廃水管理

  • ANDRAに対する物流と支援業務

  • 一般的な施設管理

 

2011年、ヴェオリアに委託された業務は、物理化学的特性および放射能特性の観点から、運用管理セルC016に拡張されました。ここでは、パッケージの開封、確認と品質検査を行っています。CIRES運営契約を更新するためにANDRAは入札を行い、ヴェオリアニュークリアソリューションズを施設運営者として新たに7年契約を締結しました。

この新たな契約条件により、ヴェオリアニュークリアソリューションズは2015年末からすべてのCIRES施設を運営、維持している(物流建屋、処理建屋、VLA廃棄物保管区画、活性廃棄物グループ化建屋、活性廃棄物保管建屋、メンテナンスとパッケージ検査)