モジュール型トリチウム分離システム(MDS®)

トリチウムは放射性の水素です。トリチウムを含んだ水は通常の水と物理的化学的性質がほとんど同じであるため、水中からトリチウムを費用対効果よく除去することは不可能と考えられていました。

 

Tritium Removal MDS

トリチウムは定められた基準内で商業用原子力発電所から、環境に放出されています。低濃度トリチウム含有水を経済的に除去する技術は、これまで存在しませんでした。弊社は、革新技術と経済性を融合し、トリチウムを分離する技術を確立しました。

 

クリーンな技術

トリチウムを除去するの従来の方法は、トリチウムが大量に含まれている「重水」中のトリチウムを分離する方法でした。トリチウム濃度が低い場合、この技術は非常に高価となってしまいます。

モジュール型トリチウム分離システム(MDS®):トリチウムの高度分離技術

 

弊社のモジュール型トリチウム分離システムは、30年以上にわたって商業利用されてきた技術に基づいています。実績ある方法と新しい手法との組み合わせにより、原子力事業者に対する公共の信頼を高めるとともに、エネルギー生産を改善する経済的な方法を提供しています。

MDS®は、多様な濃度で存在する大量のトリチウム含有水を管理するツールと言えます。この技術は、電解と触媒による同位体交換(CECE)を組み合わせた技術です。システムからは、クリーンな酸素と水素だけが放出されます。トリチウムの安価な技術による低減は、事業者に対する公共の信頼を高めることに貢献するものと確信します。

このシステムは、トリチウム水の量を減らすように設計されています。このシステムにより、トリチウムを含む水は、系内でリサイクルしトリチウムが濃縮されます。

  • 経済的でスケールアップが可能な設計
  • トリチウム含有水量を10万分の1に削減
  • 濃縮トリチウムは、水素ガスの形態とし、金属に吸蔵。この水素化金属は、最高600℃まで安定です。
  • 処理後、残留水は存在しません。

MDS®は、9か月間で1,000時間以上の稼働実績があります。設備は、米国ワシントン州リッチランドにあり、実証試験と研究の支援を行ってきました

 


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